体力・精神力 ~介護職に必要な特性~
体力や精神力(メンタル)に自信がある人は介護職に向いています。
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体力
寝たきりの方の床ずれを防ぐための寝返り補助や、入浴・トイレ介助、車いすへの移動、歩行が困難な人への歩行介助など、介護の現場では体力が必要不可欠です。
ただ、ホームヘルパーなどで女性が多く活躍している事でもわかるように、体格が小さかったり、筋力に自信がないから介護職に就けないわけではありません。
実際に体の小さな女性が、自分より体の大きな人、背の高い人の介助をする場面も多々あります。
力がいる介助の際に必要なのは筋力よりも技術です。筋力があるに越したことはありませんが、ただ筋力や腕力任せにすればいいというものではありません。力任せに介助してしまうと、余計な力が入り、相手を痛がらせてしまう事もあります。
力が必要な時は力任せにせず、力を入れるポイント・コツを抑えたり、被介護者が持っている力を合わせることでお互いに無理がないような介助ができます。
コツは実務を通じて徐々に身につきますが、研修や実務講習などで体に負担のかからない介助の仕方を教わる事もできます。
あとは、いかに効率的に(もちろん手抜きなく)作業を行うかで消耗する体力に差が出ます。
これは実務経験を重ねることで身に付いていくものなので、初心者だったり新しい職場に働きはじめた当初は仕方のない事かもしれません。
体が動かないと成り立たない仕事ですので、時間的拘束が長い場合は息抜きの場を作るなどして体力を消費しないように心がけましょう。
精神的タフさ
介護職のやりがいは相手やその家族に感謝されたり、介助によって回復を見せたり、様々な場面で感じる事ができます。
しかし、被介護者にとって介護されるのが精神的に辛かったり、病気や高齢によって感情が不安定だったりした場合、介護する側にとって辛い立場に立たされる事もあります。
きつい言葉をかけられたり、どんなに一生懸命頑張っても伝わらなかったり、家族の理解が全く得られなかったりする事もあるでしょう。 実際、介護職でストレスを抱え、鬱やになってしまう方もいるようです。
解決できそうな事は他のスタッフと相談したりして一人で抱え込まないようにし、避けられない事は仕方のない事と頭で割り切り、その状況を乗り越える精神的タフさが必要です。
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